竜王の一途な溺愛~私が前世で孵した卵は竜王の卵でした!?~

 エリスティナが拒否をすれば、きっとエリスティナは処断されるだろう。死ぬならまだましだ。
 けれど、その罰が家族に及ぶ可能性を考えるなら、エリスティナはこうする以外になかった。
 エリスティナは、深く、深く、頭を下げる。
 潤んだ目が、この男ーー竜王に、決して見られることのないように。

「謹んで、拝命いたします」

 エリスティナの地獄は、ここから始まった。


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