青天、哉。
頼人に言われたからじゃないけれど、実際私は焦っていた。
本当にこのままでいいのか、と。
同級生は、来年には卒業して、進学するか、就職をするか、今後の人生の中で重要な選択肢を選ぶことになる。
対する私は、進学は論外、就職も学歴がないということで、困難を極めるだろう。
それこそ、エジソンみたいに、発明の才能でもあれば別だけど、あいにく私は凡才だ。
学校に通っていた時の成績は、真ん中。運動も真ん中。背の順で並んでも真ん中だし、出席番号も見事に真ん中だった。
こんな真ん中人間を、社会は求めてくれるのだろうか。否。
ましてや、協調性が大事な時代に、それすらも欠如している真ん中は、誰も必要としないだろう。
家賃を払わなければ、私の居場所は簡単になくなる。
それをなくさないために、必死にバイトをする。
生きるって本当にそういうことなんだろうか。
こればかりは、今でもわからないでいる。