初めての刑務所

あとがき



『初めての刑務所』を最後まで読んでくれた方、ありがとうございました。



2023年12月5日を持って仮釈放の期間が満了となり、現在は建設現場にて現場仕事を頑張っている次第であります。



監督に怒られている毎日ですが、もっと厳しい刑務所を経験した今は耐久性が身についたのもあり、なんとかくじけずに頑張っています。



初めての刑務所生活では本当に色々な事を学びました。



人間関係はもちろんの事、自分の犯した犯罪と向き合い、どうすれば更生する事が出来るのかなど、考えさせられる事が多い毎日でした。



刑務所に入る前は、仕事をしても合わないからすぐに辞める、態度がムカつく人がいるから辞めるなど自分勝手な理由でいつも逃げてばかりでした。



でも仕事が合わないのはともかくとして、人間関係については、こんなのはどこに行っても同じだと気づかされました。



人間なのだから合う合わない人がいるのは当然の事だし、そこからいちいち逃げていては何も変わらない。



刑務所では態度に不満が職員さんがいても、どうしようもない。



出所まで我慢して付き合っていかなくてはならない。



職場も同じで、嫌な人がいても「この人はそういう人なんだ」と割り切って頑張るしかないのだと思いました。



まだまだ人間関係については勉強する必要があると肝に銘じている今日この頃です。



刑務所生活を終えて1つだけ心残りがあります。



それは佐賀少年刑務所の職業訓練で不合格になった“危険物”です。



現場仕事で休みが日曜日だけしかないというのもあり、リベンジするとは小説内で書きましたが、リベンジはまだまだ先になりそうです。



今はとにかく仕事一筋で頑張ろうと思います。



短いですが、これにて失礼します。





2024.1.27 まっすー




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