この世界の中から君をー

お兄ちゃんが海外に行ってから2年。

高校のお金はお兄ちゃんが払ってくれているけど、それ以外は自分で生きていきたいと思ってバイトを探した。


「よしっ!面接行こう!」



私が面接に行くのは雰囲気のいい喫茶店。

場所は病院の中、、、だけど、、、
時給もいいしお店の人も良い方ばっかりみたい、だからここに決めた、!



いつもなら絶対に行かない病院に足を踏み入れる


(うっ、、怖い、けど!慣れるよね、!)



り「こんにちは〜面接に来ました!」


私がお店に顔を出すと店長がニコッとしてくれた


店「お!きたきたー
緊張しないで〜中で軽く面接しますよ」



り「よろしくお願いします!」



店「なんでここを選んでくれたの?」


り「前に来た時すごく雰囲気がいいなって思って!後コーヒーの香りが好きでっ!」


店「へぇ〜どのくらい出れそう?」


り「土日は何時でも!平日は放課後ならどこでも入れますっ!」


店「おぉ〜やる気あるね!
バイトの経験は?」


り「今回が初めてで、、」


そう言うと店長の顔の雲行きが、、、


店「よしっ!採用!」


え!?



り「ありがとうございますっ!」


店「レジとかは覚えればいいし!
ゆっくり頑張ってこーね。」


凄くいい方、、、!

働くのが楽しみになってきた!



今日は店長と世間話をしながら仕事内容を覚えた



高校はどこ?とか
楽しんでる?とか
部活は?とか

色々話した
中でも1番びっくりした質問は、、、、


店「藤井さんは病院嫌い???」


ただの笑いの世間話なのに間に受けてしまった


り「あ、え、、はい、めっちゃ嫌いです、、
というか怖いです、」


店「そっかぁー笑」


……


店「藤井さん覚え早いね〜!頼りにしてるよ!」


そう言ってくれて嬉しいっ!


り「頑張りますっ!」



今日はそこで解散となった。



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