BLUE ROSE ー今夜、私を攫ってー
箱の中で、ランプに照らされながら回る何か。
ピーッと音がして止まると、赤髪の男はそれを取って「あっち」と言いながら私の前に持ってきた。
「はいどうぞ。お嬢様はこういうのが好きかと思って」
机の乗せられたのは、オムライス。
形よく巻かれた卵の上に、ケチャップがかけられている。
普通でいいと言ってたくせに、値段のラベルが黒く焦げているところを見ると、指定時間以上レンジを回したらしい。
「俺はガンガンに熱くする派」
誰に宣言しているのか、彼は次に焼きそばをレンジに入れた。