デキるイケメン 二人の求愛 失恋直後のインテリアコーディネーターが選ぶのは!?
「ううん、何でもないです…ふふっ、ご機嫌はご機嫌だからお気遣いなく」
「どうしてご機嫌?」
「美味しいお酒と美味しいお寿司でご機嫌です…美味しかった…」
日本酒のせいか、ここの暖房のせいか喉が渇いたので水をこくこく…二口飲んでから
「はい、お話どうぞ」
待ってくれていた湊さんの方を向く。さっきまで私の右隣にいた人が正面に座っている…そんなどうでもいいことを考えながら彼の言葉を待った。
「うん。夕月、クリスマスパーティーには行こう」
「いや」
「最初に僕が誘った時、大使館の中が見られるのがいいと思ったんだろ?」
「でも今はいらない」
「毎年クリスマスツリーのオーナメントや部屋のコーディネートも変わっているから楽しめると思う」
「それでも行かない」
玲子さんが言っていた‘利かん坊’という言葉を思い浮かべながらも断固拒否をするが、湊さんは嫌な顔ひとつせず私に言う。
「僕と夕月が一緒にパーティーへ行くことは悪いことなのか?」
彼が私にそう聞いたとき、彼の珈琲と私のカフェオレが運ばれてきた
「どうしてご機嫌?」
「美味しいお酒と美味しいお寿司でご機嫌です…美味しかった…」
日本酒のせいか、ここの暖房のせいか喉が渇いたので水をこくこく…二口飲んでから
「はい、お話どうぞ」
待ってくれていた湊さんの方を向く。さっきまで私の右隣にいた人が正面に座っている…そんなどうでもいいことを考えながら彼の言葉を待った。
「うん。夕月、クリスマスパーティーには行こう」
「いや」
「最初に僕が誘った時、大使館の中が見られるのがいいと思ったんだろ?」
「でも今はいらない」
「毎年クリスマスツリーのオーナメントや部屋のコーディネートも変わっているから楽しめると思う」
「それでも行かない」
玲子さんが言っていた‘利かん坊’という言葉を思い浮かべながらも断固拒否をするが、湊さんは嫌な顔ひとつせず私に言う。
「僕と夕月が一緒にパーティーへ行くことは悪いことなのか?」
彼が私にそう聞いたとき、彼の珈琲と私のカフェオレが運ばれてきた