束の間を超えて ~片想いする同僚兼友人に、片想いをした~ 【番外編追加済】
 彩子と離れてから一年。本当に長い時間だった。

 離れている間も想いはどんどん膨らんでいった。

 きっと彩子に会えたら、もっと大きくなるに違いない。


(はあ、こんなに好きになるなんて。彩子はやっぱりすごいな……あともうちょっと。あと少しで彩子に会える。この目に彩子を映して、この手で彩子に触れて、この身体で彩子を抱きしめられる。会いたい。早く会いたい)


 時計を見れば、日本まではあと一時間だった。
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