束の間を超えて ~片想いする同僚兼友人に、片想いをした~ 【番外編追加済】
 入籍を彩子の誕生日に済ませ、式自体は約一ヶ月後の開催となった。年度末と忙しい時期であるにも関わらず、招待したほとんどの人が参加してくれた。皆に祝福され、二人は夫婦となった。


「彩子、お疲れ様」
「洋輔もお疲れ様」
「いやー、さすがに疲れたね」
「うん。でも楽しかった」
「そうだね。いろいろしゃべりたい気もするけど、疲れたし早くお風呂入ろっか」
「うん、そうしよ。私ちょっと友達にお礼のメール送りたいから、洋輔先入っていいよ」
「わかった、じゃあ、先入るね」
< 272 / 273 >

この作品をシェア

pagetop