青空の向こう

旅立ちの朝

素晴らしい朝である。月並みな表現だが、私にはそう思えた。朝日と青空が眩しい。
これで村長の依頼がなければ、もっと素晴らしい朝に思えただろう。
ハァー
ため息がでる。
しかし、そうも言っていられない。

何せよ私にとって、旅立ちの朝なのだから。
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