フォーチュンクッキー
ぽつりと呟くと、今にも泣き出しそうなチビ助がピタリと止まる。
目の前にあるホットミルクの湯気を軽く息で吹き飛ばし、暖を取るために手にした。
甘い香りが、とくんと鼓動を落ち着ける。
「実は付き合ってから3ヶ月。覚えてた…?」
こっ恥ずかしくて、なにかしようなんて言えないし、言われないことに甘えてる。
それがオレたちのペースだなんて決め付けて。
じわりじわりと顔を紅潮させるチビ助を見ると、緊張が伝わってきてしまう。
でも、一緒にいとおしくもなる。
広げていた教科書をパタンと閉じて、ホットミルクを一口飲み込んだ。
「…よし、今日は勉強終了」
チビ助の目の前にあるノートも強制的に閉じて、テーブルの片隅に重ねる。
「少し、話をしようか」
オレの提案に驚いたチビ助は、ゆっくり頷いた。
どこか温かみのあるこの片瀬家。
我が家とは違う空気に、どうしてかすこし懐かしさを覚える。
「実はオレん家って離婚してるんだよね」
あまり思い出さなかったから、随分昔のように感じる。
「母親…って、こないだの人だけど、バリバリの仕事人で今は世界を跨いで稼ぎまくってる。
だから今は一人暮らし同然でな」
目の前にあるホットミルクの湯気を軽く息で吹き飛ばし、暖を取るために手にした。
甘い香りが、とくんと鼓動を落ち着ける。
「実は付き合ってから3ヶ月。覚えてた…?」
こっ恥ずかしくて、なにかしようなんて言えないし、言われないことに甘えてる。
それがオレたちのペースだなんて決め付けて。
じわりじわりと顔を紅潮させるチビ助を見ると、緊張が伝わってきてしまう。
でも、一緒にいとおしくもなる。
広げていた教科書をパタンと閉じて、ホットミルクを一口飲み込んだ。
「…よし、今日は勉強終了」
チビ助の目の前にあるノートも強制的に閉じて、テーブルの片隅に重ねる。
「少し、話をしようか」
オレの提案に驚いたチビ助は、ゆっくり頷いた。
どこか温かみのあるこの片瀬家。
我が家とは違う空気に、どうしてかすこし懐かしさを覚える。
「実はオレん家って離婚してるんだよね」
あまり思い出さなかったから、随分昔のように感じる。
「母親…って、こないだの人だけど、バリバリの仕事人で今は世界を跨いで稼ぎまくってる。
だから今は一人暮らし同然でな」