交際0日ですが、鴛鴦の契りを結びます ~クールな旦那様と愛妻契約~
「い、一織さんの分は持って帰ろうと思ってたんですけど、せっかくだから皆で食べたいなって」
「俺の分もあるのか? 俺と顔も合わせたくなかったのにか」
「だって、一織さんプリン好きだし…」
本当に、小梅は素直で可愛い。俺を不審がって家を出たのに、俺の好きなものを買ってしまうなんて。
「小梅、俺のこと好きすぎ」
にっと笑って意地悪に言うと、小梅はきっと俺を睨みつける。
小動物が威嚇しているみたいで、ちっとも怖くないのだから面白い。
「そう言う一織さんだって、朝から実家まで来ちゃうくらい私のこと好きなくせに」
「まあな。愛する妻に会いたくて仕方なかったんだよ」
自分で煽ったくせに、小梅は真っ赤になった。
「ぷ、ぷりん、食べましょう。ほら、下で母が待ってます!」
すくっと立ち上がり、部屋の扉を開けて俺を急かす。
これ以上は怒られそうなので、からかうのをやめて腰を上げた。
「あ、そうだ。一織さん、私やっぱり早めにご両親にご挨拶したいです」
俺に対してさほど興味も無いだろうと、結婚したことを事務的に連絡したのみで顔を合わせてはいない。
俺と両親の関係性を知った上で、やはり小梅は気がかりなのだろう。
「…小梅がそう言うなら、連絡しておくよ」
「はい! お願いします」
「俺の分もあるのか? 俺と顔も合わせたくなかったのにか」
「だって、一織さんプリン好きだし…」
本当に、小梅は素直で可愛い。俺を不審がって家を出たのに、俺の好きなものを買ってしまうなんて。
「小梅、俺のこと好きすぎ」
にっと笑って意地悪に言うと、小梅はきっと俺を睨みつける。
小動物が威嚇しているみたいで、ちっとも怖くないのだから面白い。
「そう言う一織さんだって、朝から実家まで来ちゃうくらい私のこと好きなくせに」
「まあな。愛する妻に会いたくて仕方なかったんだよ」
自分で煽ったくせに、小梅は真っ赤になった。
「ぷ、ぷりん、食べましょう。ほら、下で母が待ってます!」
すくっと立ち上がり、部屋の扉を開けて俺を急かす。
これ以上は怒られそうなので、からかうのをやめて腰を上げた。
「あ、そうだ。一織さん、私やっぱり早めにご両親にご挨拶したいです」
俺に対してさほど興味も無いだろうと、結婚したことを事務的に連絡したのみで顔を合わせてはいない。
俺と両親の関係性を知った上で、やはり小梅は気がかりなのだろう。
「…小梅がそう言うなら、連絡しておくよ」
「はい! お願いします」