問題ありの義弟は、義姉に独占欲強め。


「じゃないと思う、よぎくん」



試着室の中からよぎくんを見る。



「へぇ、そうなんだ。じゃあ、」



そうニヤリ笑って、
試着室に入ってくるよぎくん。



「............んっ、」



試着室の中に入ってきたよぎくんの顔が目の前にある。



しかも、唇はよぎくんによって塞がれた。



でも、抵抗したくても出来ないよぎくんの力。



ゆっくんの時みたいに、目を瞑ろうなんて思えない力で、むしろ、なんで?って思うぐらい。



それなのに、よぎくんに壁に押さえつけられてる私。



「んっ......ふぁ......」



ゆっくんの舌と全然違う感覚。



よぎくんは優しいと思ってたのに............



強引なよぎくんに耐えられなくなって。



(もうダメ............っ、耐えられない)



そう思ったころで、私の意識は途絶えた。


< 191 / 288 >

この作品をシェア

pagetop