離縁するのじゃ、夫様!──離縁前提婚の激重陛下が逃がしてくれず、結局ズブズブ愛され王妃に君臨するまで─
ジェニットはザラと手を繋いで歩きつつ国王エドワードの行動を分析する。
貴族諸侯に送られてきた増税書類と新聞を思い浮べて頭をひねった。
「増税といっても、かなりの富裕層の税が微々たる程度上がったのみでした。
実は市民に影響は全く出てません。
みんな増税の響きに踊らされているだけで」
「正解じゃ」
また調香師訓練の間を歩くザラはふふふと微笑む。手を取ったままのジェニットにザラは問う。
「国王主導の建築物の乱立についてはどう思う?」