離縁するのじゃ、夫様!──離縁前提婚の激重陛下が逃がしてくれず、結局ズブズブ愛され王妃に君臨するまで─
ちゅっと音を鳴らして、ザラの先っぽのない丸い膝にエドワードが丁寧にキスを落とす。
「ッン」
ザラの足がビクりと震えて反応し、エドワードの耳を刺激する甘い声を出す。待ちに待っていた刺激をもらえて、ザラはホッと息ができた。
この快感にも似た安らぎを与えられるのがエドワードだけだと痛感する。
先っぽのない醜い足も、弱音も、晒せるのはエドワードだけ。
そんな「エドワードだけ」が幾度も重なるのは、特別なものではないか。ザラは痛みの中でのキスに、やっと特別な気持ちを知覚し始めた。