八等星
プロローグ
八等星。


暗闇の中、ひっそりと生きる小さな星。


目立たないながらも、周りの強い光をあびながら、気丈に瞬き続けていた。


どんな時も。


何があっても。


夜空を飾る星の一員として、誇りとプライドを持って輝いているはずだった。



でも、ある日。


その星は冷たい涙を流した。


それは、星を少しずつ冷やす事となり、


生きる為のエネルギーを奪い始めた。


そして―――


微かに輝いていたその星は、


ついに、瞬く事を忘れてしまったんだ。

< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop