私たちの復讐法

第六話

このご時世、再会することはできなかったがネットの中であの番組で出会った女たちは数ヶ月の合宿の中での選考会、撮影で団結力はついた。僻みあっていたけど。
一部のものを覗きほとんどのメンバーは繋がっていた。

彼の噂や真実が流れていくたびに私たちはいろんな角度からさらに叩かれるようになり、可哀想な女、惨めな女の争いと加熱していく。
でもそれが良かったのか無事に高視聴率で終わった。



『私たちはあの数ヶ月、無駄な時間を過ごしてきてはいない。この素晴らしい友情を得られたから』

あの女社長はそう書き込むと女たちは喝采をあげた。


1番に選ばれた愛美は、それらのことが公になる前から数ヶ月の交際で彼の本性を見抜き別れたそうだ。

そんな彼女は影を落とした。

『嘘つき男の女とレッテルを貼られ仕事も友人も無くした』

あんなに純粋に喜んでいた彼女を地獄の地に落としたのだ。

『初めての人でした。おめでとう、というメールよりも今は馬鹿な女だと全てを晒されて家族とも疎遠になった』


私たちは経歴や家族構成、SNS全て晒されてなおかつ馬鹿な女と。


許さない。




許さない。


当のあの彼は呑気にまた婚活をしていると聞いた。許さない。


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