運命の恋に秘された真実
正直、かなり混乱していた。

純くんを愛する気持ちは変わらないが、純くんと結婚することで、親の思う壺になることに抵抗があった。

そのことをストレートに伝えると、

「じゃあ、籍は入れずに一緒に暮らそう」

純くんがキッパリと言う。

頭の中はグチャグチャになっているが、結局はそれがベターなのだろうと思い、私は頷いた。
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