Twinkleな彼は、【完】
「…はなちゃん本人の話でしょ?」
「わかりやすっ」
にやにやして全てを見透かしたような二人
「へ?気づいてたの?」
「当たり前じゃん。明らかに最近様子変だし。」
ネイルを綺麗に施された指で、麦ちゃんに指さされる
「うそ〜…」
どうしてこうも全てバレてしまうのか…
高校3年間、何もバレなかったのが奇跡だよ。
昔から単純で思ってることはすぐに顔に出てしまう。
「で、好きなんだ?」
「…うーん」
認めたくはない。
だってずっと当たり前に隣にいて、大好きな幼馴染だったのに。
いつのまにか異性として見てしまうなんて
「てか、はなちゃん幼馴染なんていたんだ。初耳」
「…うん、実はいるの」
言えないから、ね。
言い出したら全部話しちゃいそうだもん。
「はなちゃんなんて余裕で両思いでしょ!」
パフェを口いっぱい含みながら、スプーンで私を指す緑ちゃん