Twinkleな彼は、【完】
さっきまで騒がしかった部屋はシーンと静まり返った。
二人でも十分な広さの、2LDKのマンション。
樹、こんなところに一人で住むなんて寂しくて死んじゃわない?
私なら生きてけないよ。
「二人きりになっちゃったね?」
「…そうだな」
少し気まずそうな、落ち着かない雰囲気を醸し出す樹。
疲れたのかな?まあ普段の疲れもあるもんね
「休憩しよ!!」
まだまだ段ボールも残ってるし、一旦休憩を取った方がいい
久しぶりに樹ともゆっくりお話ししたいし!
「あ、これ!飲んでいい?」
私が取り出したのは、山川家から持って来たインスタントのココア。
「おう」
最近寒いし、あったかい物飲みたい。
新品の電気ケトルに水を注いで沸騰させる。
「出来たよ〜」
マグカップを二つ持って、洋服を整理している樹に近づく。
テーブルに置こうと体勢を前屈みにした瞬間、足元がもつれて、
「う、わっ」
体制を崩し盛大にココアを撒いてしまった。