ニンゲンの膀胱炎・続きのお話
がまんしているのではダメだ。
自然治癒能力を、野生の力をあてにしてはいけない。
そうして、3回目の受診を決断した。

お約束の尿検査があり、診察室に呼ばれた。
先生は尿検査データを見て

「潜血もありますね。
前回はなかったのですが・・尿を専門ラボに送ります。
場合によっては膀胱鏡検査をしますね」

潜血って・・悪くなっているのかな・・
薬を変えるのなら、良くなるかもしれない・・

「ラボからの結果が来るのが10日後なので、その時にまた受診してください」
「はい、わかりました」

今度処方された薬は、7日分、
オレンジ色のパッケージに入っていて、強そうな抗菌剤に見えた。
「頼むぜ、お前!!」
私は薬を額に当てた。

が・・・・・・・・・・・・・・
薬を飲んで、4日目、そろそろ効いてもいいはずなのだが・・
お股ヒリヒリがひどくなっている。
やばい、7日は待てない。

というわけで4回目の受診を予約した。
お約束の尿検査、そして受診。

先生はおもむろに、RとSの文字が連なる細菌結果報告書を見せてくれた。
「ラボからの検査報告です。
まだ、全部は来ていないのですが、これを見ると
大腸菌のタイプが、薬と合わなかったのですね」

先生は赤のボールペンで、Rのついているマスを全部チェックして、

「1回目はこのRタイプに効く薬を出しました。
2回目はこちらのRの部分に効くタイプですね。
このふたつは一般的な膀胱炎で使用する薬です。

あなたのはSタイプで、今回はこれに効く薬を出します」
一覧表は2/3はR、Sは少数派、マイノリティだ。

「はぁ、Sですか。スペシャルな大腸菌なんですね」
私が答えると、まじめに説明してくれる先生が、笑ってしまった。

「まぁ、そうですね」
「飲み終わったら、また受診してください」
「ありがとうございました」

処方された薬は白くてずんぐりしていて、
アニメのベイマックスを連想させた。

飲み始めて、2日後くらいから、ヒリヒリ感が薄らいできたので少しほっとした。
とにかく7日分朝・昼・夜と飲む。

マイノリティでスペシャルな大腸菌とのおつきあいは、どこまで続くかわからない。
が、頑張る所存でございます。
6月、7月は膀胱炎月間です。

取り合えずおわりです。
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