死にたがりは今日も笑う

第一章 私だけ

「雪ってホント、何のために生きているのかわかんないよね~。」



「それな、なんで学校きてるの?」




今日も、罵倒から一日が始まる。



つらくはない。




もう、慣れたから。




私が我慢すればいいだけだから。





私が傷つくことなんて、心底どうでもいい。




私は、傷つくことで友達のこと守ってるって思えるから。




そうおもっていないとやっていられない。



幻覚でもいいから、生きる価値がない私が、友達を守ってるって。




まあ、こんな私には守る友達すらいないのかもしれない。




___友達に、嫌いって影で言われていることに気づいて。

好きな人大声でバラされて。

あることないこといわれて。






そんなことが何回もあって。





私に友達なんていないって。


いらないって思い始めて。








「何かあったら、友達でもいいし、周りの大人でいいからおしえてください。」



友達?



そんなの、すぐに内容バラされて笑いものにされるよ。




大人?


私に頼れる大人はいないよ。



家族?


私を見るたびに暴言と暴力がふってきて、話す時間なんてとてもないよ。






曖昧な助けの言葉なんて求めてない。


ねぇ、裏で悪口いわないで。



私の目の前で言って。



そしたら、「死ね」って言われたら死んであげるよ。



「ブス」って言われたら私の顔見せないように消えるよ。











裏で何か言われているかもしれないってほうが怖い。




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