再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~【リニューアル版】
きっと、男性のことを信じるって、本当はすごく難しい。
でも、瑞のことは……
これから先も、ずっと信じていたいって思うし、ちゃんと信じられるよ。
あなたは、こんなにも誠実な人だから。


その時、背中に瑞の体温を感じた。


「今度、2人で鎌倉に行こう。久しぶりにゆっくりしたい」


「本当? 鎌倉、行きたいね。家族にも会いたいし」


「ああ、そうだな。楽しみだ」


瑞の腕に抱かれると、深い愛情に包まれてる気がして「こんなに幸せでいいのかな」って、思える。
今まで、いつも1歩引いて何かを見ていた。
でも、もうそんな日々とはさよならしたい。


瑞と一緒にいられるキラキラした毎日を、ちゃんと真っ直ぐに見て、笑ったり泣いたり、感動したり……
全ての瞬間の幸せを、大好きな瑞と分かち合いたい。


2人で前に進んでいきたいんだ。


今、私ね、瑞のおかげで生きてる喜びをいっぱいいっぱい感じてる。
だから、これからもずっと……一緒にいてね。
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