再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~【リニューアル版】
「キャンドル、改めて見たらこんなに綺麗だったんだね」


「俺は……これを愛莉と見たかった。幼なじみとしてじゃなく、恋人として」


素敵なセリフに胸がキュンとする。


「俺達、幼なじみ歴が長かったから……早くそこから卒業したかった。だから今日はここに一緒に来れて……夢が叶った」


ちょっと照れたように笑う瑞。
夢が叶ったなんて……
そんなことを「夢」だと思ってくれてたことが、すごく嬉しい。


私は、すぐ隣にいる瑞の手の温もりを感じながら、ライトアップされたシーキャンドルの展望台に上がった。


「うわぁ~すごく素敵」


そこからは、数え切れない程たくさんのキャンドルを見下ろすことができる。
眩いばかりに輝く無数の煌めきが、幻想的な世界を作り出している。


「綺麗……」


「ああ、とても綺麗だ」


「私、ここにこれて良かった。こんなにも美しい光景をまた見ることができて……」
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