意地悪な会社の先輩だったはずが、急に甘く溺愛してきます
意地悪な先輩
デザイン会社に入社して二年。

うちの部署は私をいれて6人なので、みんな仲が良いし、優しく接してくれる。

でも、井田《いだ》先輩だけは少し意地悪で。


「月歌《つきか》ちゃん、これ差し入れの苺大福」


「え!ありがとうございます!」


大福の上に大きな苺が乗っている。

しかし私が袋を開けて食べようとすると、横から井田先輩が手を伸ばして苺を取って、パクッと食べてしまった。
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