キスから始まる恋
「いや、暗いし、いろんな事件とかあるから……危ないだろ……」

私の反応になにか誤解したのか、必死に下心がないと主張してる秋元

普段のクールな感じとは違ってなんだかおかしかった

思わず、吹き出すと

「なに笑ってんだよ」

とちょっとムッとしていた

「あ、ごめん。別に変なふうに思ったんじゃないよ。ただ、ちょっとびっくりしただけで……」

「まつもと!!!」

私を呼ぶでっかい声で言い訳はかき消された

声の主は私の名前を叫びながら校舎からかけてきた





「先生……、なんですか?まさかまだ作業させるつもりじゃないですよね」

そう、私を呼んだのは草野だった

「いや、そうじゃなくて遅くなったから送ってやろうと思ったんだが………お邪魔だったみたいだな」

ちらっと秋元を見ていう

「なんか、悪かったな。お詫びと頑張ったご褒美にラーメンでもおごるわ!あ、秋元も一緒にくるよな」

ほぼ、強制的に2人して秋元のファミリーカーに乗せられたのだった





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