ギター弾きの天使とデュエットを ~言葉を話さぬ彼に惹かれて、二人は同じ夢を見る~
「あいつ探してるんだろ?」
「え? あいつって……」
探しているというのを言い当てられて驚いた。だが、航平にジャンのことを話したことはない。音楽祭と夏祭りのときに居合わせただけだ。『あいつ』というのが本当にジャンのことを指しているのかわからなかった。
「夏祭りんときのやつだよ。そっちに歩いてった。たぶん、校門に行ったんじゃね?」
航平のその言葉で『あいつ』が本当にジャンを指しているのだとわかった。しかも貴重な情報まで教えてくれる。今日の航平は驚くほど優しい。
「ありがとう……ありがとう、航平! 行ってくる!」
「おう……チャコ、歌よかったぞ!」
「ありがとう、航平! ありがとうね!」
あの歌を褒めてもらえて、チャコはとても嬉しかった。しっかりと感謝の気持ちを伝えたかったが、今はどうしてもジャンを探しにいきたい。だから、チャコはできる限りの大きな声で礼を言ってから、校門のほうへと駆けていった。
校門付近には多くの人がいて、簡単には見つけられそうにない。チャコはよーく目を凝らしながらジャンを探し回った。人の合間を縫い、校門付近を隅から隅まで探した。校門の外も覗いてみた。けれど、ジャンの姿は見当たらない。三十分探しても見つけられなかった。どうやら間に合わなかったようだ。
「え? あいつって……」
探しているというのを言い当てられて驚いた。だが、航平にジャンのことを話したことはない。音楽祭と夏祭りのときに居合わせただけだ。『あいつ』というのが本当にジャンのことを指しているのかわからなかった。
「夏祭りんときのやつだよ。そっちに歩いてった。たぶん、校門に行ったんじゃね?」
航平のその言葉で『あいつ』が本当にジャンを指しているのだとわかった。しかも貴重な情報まで教えてくれる。今日の航平は驚くほど優しい。
「ありがとう……ありがとう、航平! 行ってくる!」
「おう……チャコ、歌よかったぞ!」
「ありがとう、航平! ありがとうね!」
あの歌を褒めてもらえて、チャコはとても嬉しかった。しっかりと感謝の気持ちを伝えたかったが、今はどうしてもジャンを探しにいきたい。だから、チャコはできる限りの大きな声で礼を言ってから、校門のほうへと駆けていった。
校門付近には多くの人がいて、簡単には見つけられそうにない。チャコはよーく目を凝らしながらジャンを探し回った。人の合間を縫い、校門付近を隅から隅まで探した。校門の外も覗いてみた。けれど、ジャンの姿は見当たらない。三十分探しても見つけられなかった。どうやら間に合わなかったようだ。