ピンクトルマリン

バスケ部

ようやくクラスは打ち解けて出して教室は騒がしい。


まだ4日目。あたしは智美と千夏と仲良くなった。休み時間にいつも一緒にいた。


「部活決めた?」

智美があたしに話しかけた。

「うん、バスケ部にしようかなって。智美ちゃんは?」

「あたし、まだ決めてない。どうしよう」

「バスケ部は?」

「えー…やだ」

バスケ部に入る子は少なかった。前々から少し噂があって

入ったら絶対いじめられる


などと言うただの噂にすぎないんだけど

みんな先輩に目をつけられたりするのが嫌で

あたしのクラスは2、3人しかいなかった。それでも入りたくて

「今日入部届出しにいっていい?」

「いいよ」


智美は軽く返事してくれて、あたしは入部届を出しにいくことにした。



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