兄妹!?



「これは私が悪い、だから大丈夫だよ、琉叶」



頭を撫でる



琉叶は全部に一生懸命だから、

上手くできないと泣いちゃうこともある



「これ、え、」


「兜先生、そろそろきついかも」



「救急車」


「待って」




数時間でおさまることもあるからそれにかけるのも、


まぁとにかくこれ以上授業に参加はできないと思うから



「廊下で回復させる」


「いや無理だろ」


「できる」


起き上がって歩くけど息切れとめまいがすごい



兜先生と琉叶が補助してくれる




後ろで見ていた実習生2人が寄ってくる


保健の先生か




「保健室まで歩けなさそうだから担架持ってきてくれる?」


実習生にそういう先生



驚いた顔をしてすぐ走っていく先生たち、


申し訳ない


「兜先生、親いない、から颯」


「颯?家か?」


「部室」


「先生、私ダッシュで行ってくる。どこ」


「手話部」



「了解」


走っていく琉叶


ありがと、




そうしている間に看護科の先生が集まってくる


「脈とらせてね」


誰だろ、


「渚先生、お願いします。」


「...心房細動かな」


頷く


「だったらだいたいは薬入れるかショックかしか止まらないだろうから救急車呼ぼうか」


担架を持った実習生が戻ってくる



「絃音!!」


はやくんだ


「颯、ごめん、大丈夫」



「徠くんに電話する」


「うん」


連絡先持ってるんだ




「スピーカーにするよ」


「颯?どうした?」


「絃音が、」


「絃音?っ、状況は」


目で兜先生に説明を求めるはやくん

兜先生の代わりに渚先生が答えた


「不規則な脈が出ていて労作時呼吸困難、動悸、めまい、胸部不快感を訴えています」


「発作か。分かった、すぐ救急車向かわせる。高校ですか?」


「はい」


(ゆう)を向かわせる。だから大丈夫だよ絃音」


祐先生は救急の先生

前知らない先生に処置されてパニックになってから知ってる先生がしてくれるようになった



「遠いわねここ」


保健の先生

おそい笑


「一応来たけど、出番なさそうかな、?」


笑笑


「絃音、前入院してたのって、」


気づかれたか、



「うん、これ」


前回は薬でも止まらなかったから入院ということになった



「絃音、持病あったの?」


「...いや、」


「ちゃんと伝えとかないと」


「治療はいらない、らしいから、」



「んー、...とにかく下まで運ぼうか」







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