私のこと愛しすぎだよ、結多くん。




「っ…、う……、」


「……え…、このっ、み、ちゃ…」


「う…っ、ひっ…、ぅ、」



ぐす、ぐす。

立ちすくんで、気づけばポロポロ。


覗き込んでくる彼の相手がもっと背丈の低い女の子だったら、もっと形になるんだろうなって自己嫌悪。



「私だって…、やだ…から…っ、こんなカラダ……っ」



小学生のときもあったね。

クラスの男の子に「でかくて見えねーんだよ!」なんて言われたこと。


たまたまその子が背の順でいちばん前の男の子だったからかも、だけど。



『────でかいくせにノロマ!』



今になって、かつて男の子から放たれた言葉がグサグサ刺さってくるなんて…。


もっと大きい子はいたし、今だって私より高い子はいる。

ただ、似合う子なら違和感ないんだろう。


さっき女子トイレで話してた子だって、私とそこまで変わらない。


でも彼女たちの場合はイマドキで格好よくてオシャレで、スタイルいいねってなる。

ハキハキとしたあの性格が作ってしまうイメージ。



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