何度時間を戻しても婚約破棄を言い渡す婚約者の愛を諦めて最後に時間を戻したら、何故か溺愛されました
「私もお姉様が大好きですわ!」

リアーナが席を立ち、私に抱きついてくれる。

「こら、リアーナ。お行儀が悪いわよ」

そう言いながらも、私はリアーナを抱きしめ返した。

リアーナ、どうか一緒に幸せになりましょう?

そのためには、今回の人生ではロイド様に近づかないようにしないと。

そう決意した私は、リアーナをもう一度ぎゅっと抱きしめた。


まさか、あんなに早く私達姉妹がロイド様に会うことになるなんて思いもせずに。

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