絶交ゲーム
そこまで上手だとは知らなかったので素直に驚いた。
なんでもふたりは県大会でも活躍しているようで、偶然居合わせた関係者たちの中では有名になっているようだ。


「じゃあ、将来的にプロの選手になるかもしれないの?」

「あぁ。そう簡単にはいかないかもしれないけど、これからもずっと本気でやってれば、なれるかもしれないよな」


友理の目は輝いている。
友理もサッカーは大好きだから、ふたりへの期待が大きいんだろう。


「女子たちからも人気があるよね」

「プロになれるかもしれないふたりだからな。特に後輩とかは毎日のように練習を見に来てるぞ」

「そうなんだ。可愛い子がいたりするんじゃない?」
< 160 / 290 >

この作品をシェア

pagetop