絶交ゲーム
それで私は気がついた。

詩子は時折誰かを攻撃してストレスを解消してきたんじゃないかと。


「そうだね。スッキリするね」


私は共謀犯のように同じように笑みを浮かべる。
だけど今回はそういうゲームだからやっただけだ。

別に、私達がやりたくてやったわけじゃない。
そんな免罪符が浮かんでくる。

そう、これはただのゲーム。
絶交なんてそう簡単にすることじゃない。

だから、大丈夫なんだ……。
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