ギター弾きの天使とデュエットを 両想いのその後 甘々番外編
クレープを食べたあとは、チャコの希望通りぶらぶらと歩きつつ、チャコの気になるお店に入っては、はしゃぐチャコを見て楽しんだ。彼女の隣は本当に幸せで溢れている。チャコのために提案したデートだが、結局は自分のほうが楽しんでしまっているなとジャンは思わず笑みがこぼれた。
「チャコ、俺のやりたいことにもちょっと付きあって」
チャコが十分満喫できたと思われるところで、ジャンはチャコを連れてとある店の中に入った。
「え、ここ?」
連れてきたのはレディース服を扱っている店だ。ジャンはチャコに自分好みの服を着せてみたかったのだ。
「はい。これ試着してみて」
チャコは戸惑いつつもジャンに言われた通り、試着室へと向かった。
「ジャン、着てみたけど……」
「じゃあ、見せて?」
「どう?」
想像以上にかわいいチャコにジャンは思わず抱きしめたくなった。やはり自分の見立ては間違っていなかったとジャンは一人頷く。
今、チャコはオーバーサイズの白Tに、ショート丈のデニムパンツを履いている。こういう活発な印象を与える服が彼女にはよく似合うと思ったのだ。そして、ちょっとした下心もあって、この服を選んでいた。
「うん。思った通り。すげー、似合う」
「本当?」
「ああ。でも、これは家用だな」
「え、なんで?」
「チャコの生足を他の男に見せられるわけないだろ?」
「なっ!?」
チャコはしゃがんで一生懸命足を隠そうとしている。今更意識したらしい。
「なんで今更隠してんだよ」
「だって、恥ずかしい……」
「俺には見せてほしいんだけど?」
「……今はもう無理」
顔まで手で覆って恥ずかしそうにしている。
「家でなら見せてくれる?」
「……家でなら」
ここで断らないのがチャコらしい。
「うん。じゃあ、それ買ってやるから、ちゃんと家で着てみせて?」
「……うん……あのね、服選んでくれたの嬉しい。ありがとう。お家でいっぱい着るね?」
チャコはそれだけ言って、また試着室のカーテンを閉めた。
(あー、くっそかわいい。ヤバい。マジでもうヤバい。かわいいがすぎるだろ)
下心ありきでショートパンツなんて選んだのに、ああも素直に返されては罪悪感すら湧いてくる。きっと家であの服を着たチャコを見たら、自分は必死に下心を隠して彼女をかわいがることになるのだろう。そんな少し先の未来がもう待ち遠しい。
「チャコ、俺のやりたいことにもちょっと付きあって」
チャコが十分満喫できたと思われるところで、ジャンはチャコを連れてとある店の中に入った。
「え、ここ?」
連れてきたのはレディース服を扱っている店だ。ジャンはチャコに自分好みの服を着せてみたかったのだ。
「はい。これ試着してみて」
チャコは戸惑いつつもジャンに言われた通り、試着室へと向かった。
「ジャン、着てみたけど……」
「じゃあ、見せて?」
「どう?」
想像以上にかわいいチャコにジャンは思わず抱きしめたくなった。やはり自分の見立ては間違っていなかったとジャンは一人頷く。
今、チャコはオーバーサイズの白Tに、ショート丈のデニムパンツを履いている。こういう活発な印象を与える服が彼女にはよく似合うと思ったのだ。そして、ちょっとした下心もあって、この服を選んでいた。
「うん。思った通り。すげー、似合う」
「本当?」
「ああ。でも、これは家用だな」
「え、なんで?」
「チャコの生足を他の男に見せられるわけないだろ?」
「なっ!?」
チャコはしゃがんで一生懸命足を隠そうとしている。今更意識したらしい。
「なんで今更隠してんだよ」
「だって、恥ずかしい……」
「俺には見せてほしいんだけど?」
「……今はもう無理」
顔まで手で覆って恥ずかしそうにしている。
「家でなら見せてくれる?」
「……家でなら」
ここで断らないのがチャコらしい。
「うん。じゃあ、それ買ってやるから、ちゃんと家で着てみせて?」
「……うん……あのね、服選んでくれたの嬉しい。ありがとう。お家でいっぱい着るね?」
チャコはそれだけ言って、また試着室のカーテンを閉めた。
(あー、くっそかわいい。ヤバい。マジでもうヤバい。かわいいがすぎるだろ)
下心ありきでショートパンツなんて選んだのに、ああも素直に返されては罪悪感すら湧いてくる。きっと家であの服を着たチャコを見たら、自分は必死に下心を隠して彼女をかわいがることになるのだろう。そんな少し先の未来がもう待ち遠しい。