私の恋はあの文化祭から変わった
学校内を見回っていると、あけみ達や、あまり関わりの無い人達まで、私の元に走って来た。

「なに?なに?どうしたの?」と聞いてもみんな

「いいから来なさい!」としか言わず、私は言われるがままについていくと、告白イベントが行われている体育館へと連れて行かれた。

体育館に入るなり、みんなが私を見て
「来た来た」とか、「キャー」など騒がれた。

私は混乱していて舞台に立ってる人がいっちゃんだということに気づかなかった。

「桜奈々さん来てもらっても良いですか?」

と急に舞台に立っている太一くんに言われ余計に混乱している私に彼の友達たっさん(松田航平(まつだこうへい))に舞台まで腕を引っ張られた。

そのまま舞台に立たされた私。

「えぇーと…」と彼は頭を掻きながら言葉を放った

「好きです。付き合って貰えませんか?」

「っ…」
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