海のように輝く君色を、もっと知りたい。〈ボーイズライフ〉

*2

 八月二日。今日から撮影現場で過ごす。 
 電車に乗るために朝、野田と駅で待ち合わせをした。

「おはようございます」

 野田は最近ちょっと見た目が変わった。

 それは俺が野田に「目が綺麗だから前髪で隠さない方がいんじゃない?」って言った次の日、前髪を切っていたからだ。少しだけさわやかになった気がする。

 そんな野田と一緒に電車に乗り移動し、約二時間かけて海のある街の駅に着いた。

 エキストラの人たちが駅前に集合していた。

 撮影場所のすぐ近くにある会館に行くバスが準備されていた。その会館で俺らは休憩したり泊まったりする。

 バスの一番後ろの席に野田と乗った。

 乗っているのは、大人も混ざっているけれど、ほとんど俺らと同じ年齢ぐらいの人だった。

「俺みたいに初めてエキストラやる人もいるのかな?」
「普段は劇団やキャスティング事務所などに入ってる人、お芝居慣れてる人も多いですね。でも今回は拘束時間が長いのと、予算の関係などで一般から参加される人も多いというのが僕の予想なので、初めての方も結構いると思われます」
「そうなんだ、色々詳しいな」

 野田は映画の予算とか、どうやって予想しているのだろうか。



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