俺がとめらんないだけ。

「そんなに嫌だった......?」

「いや、違くて......夢じゃなくて、ちゃんと現実でしたいな、って思って...!それに、夢で終わりにしたくない、から......っ」


ぎゅっ、と布団を握りしめて自分の胸の内を吐く。いや、これすらも夢だから胸の内を吐くことに意味は無いのかもしれないけど......



「...ちょっと待って、夢ってなに?」

「え、いやこの今一瞬が夢で......だって瑞希くんがあんなこと言うわけないし......夢...続いてるんじゃ......」

「あー......これ、現実...だけど...。」




は。

………は。

………………は。



[瑞希くん、大好きっ♡]
[キス......してもいい?]



「………〜!!!」

「は、俺の彼女可愛すぎじゃないか。ずっと夢って思ってた...ってことでしょ?やば、可愛い。」

「...はいっ!?」


え、ちょっと、待って、ください......。
なに、じゃあ今までのぜんぶ私の夢だっていう思い込みで......あんな行動してたの......


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