【完】超絶イケメン王子たちは、可愛いお姫さまをいちばんに溺愛する。

縮まる距離は兄妹以上




ちょっと待って……!

え……っ!?


あ、藍くんのいまのセリフ……。


『舞彩を守るためなら桃綺でも勝負に乗る』


それってどういう意味……?


桃くんと勝負と言ったら、朝にふたりが話してた〝妹として見てるかどうか〟ってことくらいしか思いつかない。

桃くんが積極的にわたしのことを想ってくれてるのは伝わるけど、藍くんはそれに対してあまり良い顔はしてなくて……。


でも、藍くんがわたしを妹として見てるかは、朝の登校と放課後の屋上を合わせて2回も返事を聞けなかった。


藍くんは小学生のときからわたしが本当の妹じゃないと知ってたから、わたしに気を使って答えられなかったのかな……。



いまならそう思えてきた……。


初めは〝妹としか見えてない〟って思われてるのかと思ってたけど、そんなこと言われたら勘違いしそうになる。


好きな人がいないことも聞けたし……。


でも、告白を断るときも『兄の俺を使っていい』って言ってくれたからなぁ……。


ずっと一緒に暮らしてきたのに、藍くんのことがわからないよ。



< 176 / 351 >

この作品をシェア

pagetop