初恋は苦い思い出。でも出会うべく人と出会いました
 わぁ。領地のことを知ってもらえている。嬉しくてつい笑顔が溢れる。




「好きって……」

 顔が赤いわ……大丈夫かしら? 今日は気温も高くて日差しも……

「チーズですよね? 他にもミルクも美味しいですよ!」

「あぁ……ミルクね……絞り立ては美味しいんだろうね」

「はい。すっごく甘いんですよ」

 楽しく話をしていたらメアリーがコホンと咳をしてきた。

「ごめんなさい、私そろそろ行かないといけなくて」

「そうか、道中気をつけて」

「はい。ありがとうございます」



 頭を軽く下げた。いい人そうだったなぁ。この町の人は優しい人が多いのね。断然この町が好きになっちゃった。

 その後アンドリューにお土産に買ったサンキャッチャーを渡したらとても喜んでくれた。この町の良い思い出になった。






 
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