死神の結婚式

昼頃、彼はやって来た。顔はやつれてはいるものの全体的に整っていた。なんというかイケメンだなーと思った。
初めまして。えーと新野 姫叶です。これからよろしくお願いします
病院ではずっと名字で呼ばれていたから一瞬自分の名前を忘れてしまった。まぁこの名前もあとすこしか
あっ..どうも。小野 叶汰です。よろしくお願いします。
その後特に話すこともなく消灯時間が来てしまった。もう彼は寝てしまっただろう。
さてといつものするかとこっそりカーテンを開けた。
そうして今夜も星を眺める。今は夏だ。きれいな三角形が見える。
そうやって黄昏る。この時間だけは生も死も関係ない。ただ無になれて心地よかった。
あの、姫叶さん何してるの?
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