Good day ! 3【書籍化】
そして翌週の月曜日。

恵真と大和は、例の赤ちゃんグッズのお店で彩乃や野中と落ち合った。

「わあっ!恵真さんの方がお腹大きいわね。さすがは双子ちゃん」
「そうなんですよー。まだ6ヶ月なのにこの大きさ。この先どうなるんでしょう」
「本当ね。でも私は今7ヶ月だけど、産むのはきっと恵真さんとほぼ同じ頃よね?」
「あ、そうですね」
「ええ。だからゴールは同じだと思って、一緒に頑張りましょ!」
「はい!」

手を取り合う二人を、大和と野中も微笑ましく見守る。

皆で早速、大型のベビーグッズのコーナーを覗いた。

「あ、大和さん!これだと思う。話してた、トラベルシステムのベビーシート」

恵真は、メモを手に大和に説明する。

ベビーシート・ベビーカー・ベビーキャリーの3役をこなす、新生児から使えるシートだった。

車のベビーシートとしても使えるが、寝ている赤ちゃんを起こすことなくシートごとベビーカーに付け替えられ、更には室内に運び込んでベビーキャリーとしても使える優れものだ。

「へえー、凄いな。こんな多機能なのがあるんだ」

大和は実際に、取り外したり付け替えたりしながらしきりに感心する。

「何年も使える物ではないので、レンタルや中古でもいいと思うんですが」

恵真がそう言うと、即座に大和は首を振る。

「いや、新品を買おう。衛生面を考えて真っさらな方がいいし、何より大事な赤ちゃんの命を守るシートだ。中古で不具合があったら、大変だ」

そうか、確かにその通りだと恵真も納得する。

早速レジに行き、自宅に配送してもらうよう頼んで会計を済ませる。

あとは彩乃と一緒に、抱っこ紐や授乳クッション、哺乳瓶、赤ちゃんの肌着や、授乳服も選んだ。

「おむつは、実際に産まれてから産院で使ってみて、合うものを退院前にネットで注文するのがいいみたい」
「そうですね。じゃあひとまずこれくらいでしょうか?」
「ええ。あっ!恵真さん、これ見て。育児日記!」
「本当だ。可愛い日記!写真もたくさん貼れるんですね」
「私、これ買うわ」
「私も買います!使うのが楽しみ」
「実際はてんやわんやで、ゆっくり書いてる暇なんてないかも?」

声のトーンを落とす彩乃に、確かに…と恵真も真顔になる。

「でもそれも良い思い出よね。書ける時はたくさん書こうっと」
「そうですよね」

二人はにっこり笑って、仲良くレジに向かった。
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