主治医と私
「嫌なのはわかるけど、頑張ろ。

俺も出来るだけ来るようにするから。」


「…うん。」


もう入院しない選択肢なんて無いからうんっ

て返事するしかない。


「あ、あのさ…

ちょっと早速1つ頑張って欲しいんだけ

ど…」


「え…何するの。」


ほらやっぱり。また痛いことされる。


「あのさまなの数値がだいぶ低かったか

ら、輸血するよ。」


え、輸血なんて初めてだし、普通に怖すぎ

る。


「やだ。怖い。痛いの嫌。」


「んー。でもさ頑張らないとまなの数値良く

ならないからね?

少しでも早く退院出来るためにも頑張ろ?」


退院はできるだけ早くしたい。


でも、怖いよ。
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