ミルクティー[短編]





さっきまで寝ていたベット、優太が寝ている寝室へと向かう。


寝室の扉を開けるとそこには変わらず、すやすや眠る優太が目に入った。




そっと扉を閉めて、同じベットへ入る。




さっきと変わらない大好きな優太の温もりに包まれた。




もっともっと優太でいっぱいになりたくて反対を向いている優太の背中に抱きついた。



「…―ん〜?」



やばっ!


起きちゃったかな?




抱きついていた手を少し緩めようとしたら、その手を捕まれてこっちを向いた優太の胸へと引き寄せられた。



一瞬の出来事に理解が出来なかった。


でもさっきよりも深く感じる優太に頬が緩まる。




『…―ゆ…うた?』



あたしの声と同時に強くなる力。


それとともに規則正しい寝息がまた聞こえてきた。




疲れてるだろうから寝ててもらいたいけど、構ってもらいたい。




起きたと思ったのに、寝てしまった優太にがっくしと肩が落ちた。





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