没落寸前の伯爵令嬢ですが王太子を助けてから雲行きがあやしくなってきました
魔石というのはもともと魔力を持った石であり、魔力を持った人々があつまっている土地で算出される。
人々が出した魔力が地中に集まり、それを吸収しやすい石が集まって宝石となるのだ。

魔力を持った人があつまるコルタナには当然魔石も多数存在していて、その中でもひときわ素晴らしい石とされていたのが『コルタナの涙』である。

現在はコルタナ王国は滅びており、それ以来なぜか魔力を持った人間も減少の一途をたどり、当然魔石も減少しており、めったに産出されなくなってしまった。

だから現在では魔石自体見つかることがまれなのだが、さらに魔石が魔石だと認識できるのは魔力もちだけだと来るものだから、万が一見つかってもそのまま宝石として使っている場合も多い。
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