私の彼氏,ちょっぴりクズっぽい,です。
私だって,そんなに四六時中考えているわけじゃない。
気持ちで負けてるなんて,そんなわけ無いのに。
「あ,そだ。はいっ桃花!」
「……え?」
渡されたのは,小さなラッピング。
中に何か入っていて,渡された私は困惑。
「ふふん,誕生日プレゼントだよっ。ほんとは明日だけど,我慢できなくって」
フライング!
そう優菜は弾けるような笑顔を見せた。
誕生日,私の……
明日?!!
「その顔,もしかして忘れてたの?! そんな事ある?!!」
そう言えばこの前,お母さんが誕生日は何食べたい? って。
言ってたけど,そっか。
もうそんな時期だったんだ。