身代わり婚約者との愛され結婚
　ちゅぱちゅぱと漏れる音が堪らなく私の羞恥を誘い、そして快感を誘って。


“だめ、こんなのおかしくなってしまうわ……！”


　ぞくぞくと全身を巡る快感を逃がせず、喘ぐしか出来ない私はなんとか少しでもこの苦しいほどの快感を逃がそうと必死に体をくねらせたのだが。

　
「もう、手放す気も逃がす気もないんです」
「レヴィ……ッ」


　ぎゅ、と腰をしっかり掴んだレヴィンが、思い切り腰を打ち付ける。

　最奥をぐちゅんと貫いたまま、グリグリと先端で私の下りてきていた子宮口を抉じ開けたレヴィンは、これ以上挿入らないのに更に奥を抉るように押し付けて。


「――ッ！」

　ナカでレヴィンのがビクビクと震え、ドピュッと熱いものが私の奥で放たれた。

　じわりとナカに広がる熱を感じ、レヴィンが達したのだと理解した私は――


「……ティナ？　て、ティナ！？」

　そのままふっと意識を手放したのだった。
　
< 252 / 269 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop