「きみを愛することはないし、きみから愛されようとは思わない」と宣言した旦那様と宣言された私の結末~それでしたら旦那様、あなたはあなたが真に愛する人とお幸せに~
「感想など、口実にすぎないのです。アイ。わたしは、ほんとうは……」

 彼は、さらにキラキラ光る美しい顔を近づけてきた。

 ドキリとした。いいえ。ドキドキし始めた。

(いよいよなのね。いよいよ援助打ち切りのことを告げるつもりなのね。これ以上援助は出来ない、と打ち明けたいのね)

 覚悟を決めた。が、覚悟とは別にどんな顔をしてその凶報を受け止めていいのかわからない。
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