「きみを愛することはないし、きみから愛されようとは思わない」と宣言した旦那様と宣言された私の結末~それでしたら旦那様、あなたはあなたが真に愛する人とお幸せに~
 慈善病院のみんなが心配する内容とは別に、隣国に行って状況を把握して然るべき対処をして戻ってくるとなると、二日や三日ではすまない。それどころか、どれだけかかるかわからない。

 つまり、いつ戻ってこれるのかさっぱりわからない。

 さすがにそれだけの間屋敷にいなければ、いくらわたしに無関心、というよりか存在を否定しているフェリクスでも気がつくだろうし、面白くないと思うかもしれない。

 というか、もしかして気がつかないとか?

 だとすると、わたしはいろいろな意味で終わってしまう。
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