「きみを愛することはないし、きみから愛されようとは思わない」と宣言した旦那様と宣言された私の結末~それでしたら旦那様、あなたはあなたが真に愛する人とお幸せに~

謎のレディは、夫の愛人じゃなかった

「アイ、ほんとうにごめんなさい。フェリクスにきいているものとばかり思っていたの」

 ラングラン侯爵家に戻ってきた。

 屋敷のみんなはもちろんのこと、フェリクスの愛人であるアンヌ・リヴィエールも出迎えてくれた。

 訂正。謎のレディ、わたしが愛人と勘違いしてしまっていたのだ。

 フェリクスにあらためて紹介された。そのときになってやっと、彼女はリヴィエール侯爵家の才女と名高いレディであることに気がついた。

 彼女は、ジラルデ帝国軍初の女性軍医として大活躍していている。

 そして、毒の刃を受けたフェリクスの命を救った恩人でもある。
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