王家の影はポンコツ令嬢!はじめての任務で×××
『え、えぇえ⋯?そんな無茶苦茶な⋯』
『ふふっ、いつか貴方が夢を叶えた時、私がいっぱい褒めて認めて差し上げますわ!私が貴方のご褒美です!』

そしてその姿が堪らなく眩しく見えたから。





「――ご褒美、確かに貰ったからね」

穏やかに眠る彼女の首筋に、俺はそっと痕を刻む。
いつか彼女が俺との過去を思い出してくれることを祈って――
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