先生の隣、ずっといたくて。
病院に来てからは知らないものばかり。

でも。

「先生、、、、」

「ん?何?」

「お家に帰りたい、、、。」






















大河side

「お家に帰りたい、、、」

そう言われてびっくりした。

お家、か、、、、。

何があったか分からないけど、この状況では返したくないな、、、。

まず栄養失調で倒れると思うし、もし虐待なら最悪の事態も考えられるし心臓発作だっていつ起こるか分からない、、、。

今の状況で返すのは、、、、。

でも本人がそれを望んでいるんだよな、、、。

「、、、なんで?」

とりあいず理由を本人に聞くことにした。

「、、、お母さん、、、が、怒るから、、、です」

お母さん、か。

「そっか、、、じゃあ確認してくるね。ご飯食べててね」

そう言って慌てて陽向のところに向かった。
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